太陽は動かない

 吉田 修一(幻冬舎文庫)
 「森は知っている」の鷹野シリーズ三部作の一作目。AN通信で活躍する大人の鷹野が見られます。面白かった! 最初はAYAKOって何なんだ→AYAKOちょこざいな……ちょっと痛い目にあわねば……→AYAKO!絶対生き残って! という感じ。自分で想像できる展開が4つあるとしたらこれは15こくらい出してくる。すごい。なんでこんなお話が書けるんだろう?
 三作目の「ウォーターゲーム」はまだ文庫になっていませんでしたが既に単行本で購入済みです!読むの楽しみ!映画化もするみたいですが……ウォーターゲーム読み終わって気が向いたら見に行ってみよう。やっぱ文字情報から自分で想像した鷹野像があるのですわ。

ウォーターゲーム

 吉田 修一(幻冬舎)
 「太陽は動かない」「森は知っている」の鷹野シリーズ三部作の三作目!既刊は順番どっちでも良いと思いますがこれは絶対最後が良い!太陽は動かないほどのどんでんでんどんでん返しは無かったかと思いますが終盤まで展開がどう収まるのか予想できませんでした。そして田岡とのやり取りで描かれる鷹野像がかっこよいハードボイルドなのですわ。素敵……。
 横道世之介みたいに、今!?というタイミングで続編出ることを期待しています。