21~30冊(R2.2/11~)

21.ドーナツを穴だけ残して食べる方法

 大阪大学の学生プロジェクトによる出版。中身は13の大学教授が標題に対してそれぞれの研究分野から見て論じるもの。ぶっちゃけ内容はよくわからなかったのですが、文章が上手で面白かった(小並感)。こういう答えのないテーマに各方面から、答えはないけどアプローチするって面白いですね。

22.女性社労士 年収2000万円をめざす

 社労士先生が書いた本も読もうと思ってこちら。前に読んだ9.頂点をめざす! ~経営者のパートナーとして歩む社労士の物語~よりも社労士開業前~その後までを詳しく書いてくれています。気になる収入額も。文中にあった、”女性らしさは活かせるけど、甘えるのは良くない。” ということ。忘れないようにしよう。2冊に共通しているのは「聞くことが大事」ということでした。

23.トラブルにならない「会社に有利な」ルールの作り方

 こちらも社労士先生が書いた、会社の労使協定であったり雇用契約書であったりの本。もちろん過去の出版なので働き方改革後の法制度とは違ってしまっているのですが、それ以前の、整備されていない事業所の事業主に整備させるには、の導入の仕方が勉強になった。いきなりこうしろあれ書いては全く理解されないので……。試用期間に関する部分で「ほう!」と思ったのは試用期間を2か月の有期雇用とするもの。こういうの自分で思いつくというか、考えなくちゃいけないんだよなあ。

24.ちょいデキ!

 サイボウズの社長・青野慶久氏が書いた、仕事をするなかで「デキる人」になるのは難しいので「ちょいデキ」を目指そうという本。これは良い本だ!言葉はニュートラルに受け止めよう。でもどうやって?五感で聞く。だとか。例えば怒られるとやっぱり落ち込んでしまうけど、フラットに、「怖い顔している」「大きな声出している」「手がそわそわしている」といった情報に分けて感情的に受け止めないというか……。そう言葉を中立に受け止めたいなあと思っていたところここはドンピシャでした。あと、読む本を探すときはおすすめに従う。周りの人、身近なところで親を喜ばす。照れくさいというのは自分の都合なので、自分の都合を乗り越え相手を尊重出来るちょい勇気をもとう。だとか。驚くけどこの本初版が平成19年。13年前とは思えない内容。たぶん50年後も錆びない内容だと思われる。

25.起業する前に読んでおきたいお金の本 小さな起業のファイナンス

 公庫の融資制度や創業計画の立て方について書かれた本。公庫の新規開業資金と新創業融資制度の違いは全然知らなかったので勉強になりました。あと起業した際のクレジットカードや銀行口座についても考える助けになった。この原さんという税理士の方、すごくわかりやすいので同著の本他にも読んでみたいな。

26.改訂 ダンゼン得する いちばんわかりやすい 会社のつくり方がよくわかる本

 ソーテック社の本は本当にわかりやすいです。ありがたや。法人成りした方が得な場合について具体的な金額を出して説明してくれるので、とってもわかりやすい。自分が個人事業主になったとして、報酬の消費税申告や源泉徴収についてあやふやだった部分がちゃんと理解出来ました。

27.起業の科学 スタートアップサイエンス

 士業が個人事業主としての起業より規模が大きめ。でも参考になる部分はめちゃくちゃあって、「解決策より課題の質を高めること」やセールス活動>マーケティング・PRであったり、リーンキャンバスを用いた考え方など。図書館で借りたのですが都度都度見たいと思うので購入予定。意外と安いし。(税抜2,300円)

28.チームのことだけ、考えた。

 ちょいデキ!と同じ青野氏の本。こちらは実践的テクニックというより経営者としてサイボウズの遍歴を書いている。サイボウズにも迷走した時があったんだなあ。そういう時期に至った経緯やどうしたかということも書かれている。本当にタイトル通りチームワークについて考えた結果が今のサイボウズなんだと思いました。理想をチームメンバーに掲げる、とかどこでも書かれることだけど、経緯と結果も書かれると説得力がありますよね。あとこの本でもちょいデキ!で出てきた言葉をフラットに受け取ることの重要性が書かれていました。

29.「事業計画書」のつくり方

 公庫の融資に必要であったり、そうでなくとも創業する前に作っておいたりする事業計画書が作れる本。25の起業する前に読んでおきたいお金の本から、計画の立て方部分をより詳しく書いた感じ。前著を読んでおけばいいかも。

30.好奇心が未来をつくる ソニーCSL研究員が妄想する人類のこれから

 ソニーCSLという開発?研究施設の研究員たちのインタビュー。研究員の華々しい経歴にまぶしいっとなって、好きな研究をやってお金もらえていいなあと下っ端らしい思考になるけれども、この人たちも今の立ち位置になるまでとんでもなく努力を積み重ねてきた人なのだと思う。面白いなと思った話は、高安秀樹さんのフラクタル(ミクロで見てもマクロで見ても形がかわらないぐしゃぐしゃのこと?)の話と竹内雄一郎さんの街の話。全然知らない分野の専門家の話を面白いと感じるってどういう基準なんだろね?心に残った一文は誰の部分か忘れたけど 将来を楽観して現状に危機感を持つ という部分。現状に危機感を持って計画を立てて、挑戦するときは楽観的にどんどん行動していくみたいな。素敵な考え方。